ラベル 心構え の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 心構え の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年6月18日金曜日

英語学習を続ける「意志」はメンテナンスが必要

 


意志の「強い」「弱い」ってなんだろう


一念発起して始めたもののなかなか続かないものの代名詞がダイエットと英語学習ではないでしょうか。おそらくそのどちらもわかりやすく努力の結果が目に見えづらいことが原因の1つだと思います。それを解決するために数えきれないほどの方法が考え出され、紹介されてきました(このサイトもですが)。


しかしどれだけ英語学習の方法がどれだけ考案されても、私たちは無意識に実際よりもずっと早く効果がでることを期待してしまいます。学校の試験勉強ぐらいのスパンでPDCA(Plan, Do, Check, Action)を行う癖がついてしまっているのかもしれません。それが英語学習となると年単位で学習の方法と効果を照らし合わせて検討し続ける必要があります。そこで、語学学習を挫折しないために私たちに必要なのは続ける「意志」となります。


以前、私は意志の強い人というとぶれずに初心を忘れずにずっと持ち続けられる人というイメージを持っていて、それだけで自分にはハードルの高いもののように感じられました。しかし、最近折を見て読み返している『独学大全』に、意志について目の覚めるような内容が書かれていました。


志の強さは、それを立てた瞬間にではなく、自身の行為や思考を絶えず志に結び直した、その繰り返しの中に生じる


モチベーションを気力だけで常に一定以上保ち続けられないのは当たり前なのだ、とホッとしました。その代わり、なぜ学ぶのかという動機付けのメンテナンスを定期的にしないと、気づかぬうちに挫折への道を進むことになってしまいます。





英語学習をしようと思い立ったとき、そして実際にトレーニングを始めたときのわくわくした気持ちと比べてモチベーションが落ちてしまい、続けること自体が億劫になるとそんな自分に嫌悪感を抱くかもしれません。SNSを開くと毎日地道に英会話レッスンや独学を積み上げている人の投稿が目に入り、少しずつ挫折に向かっている自分の駄目さ加減に落ち込むこともあるでしょう。


でも、それはあなただけではありません。SNSでそうした投稿をするのも、自分が挫折しないようにフォロワーの人にある意味「監視」してもらう意味があるのではないでしょうか。裏を返せば独学で英語学習を続けることがどれだけ難しいかを知っているからこそ、他の人の目という助けを借りているのです。



心理学には「自我消耗」という概念があるそうです。普段以上の精神的エネルギーを消費した後に難題が降りかかると、セルフコントロールがうまくいかなくなるというもの。英語学習で言えば、頑張って単語を覚えたりレッスンを受けたりシャドーイングをしたりしたものの、当初期待していたほど実力がアップした実感がないという状態に当たります。それに私たちは日常を英語学習だけして生活するわけにはいきません。仕事や人間関係で悩むことがあれば、そのことに精神的エネルギーを費やしてしまい、それ以外に気持ちが回らなくなります。



孫引きになってしまいますが、『独学大全』の中で次のような夏目漱石が芥川龍之介と久米正雄に送った言葉を紹介します。


然し無暗にあせつては不可ません。たゞ牛のやうに図々しく進んで行くのが大事です。


牛のように努力するという表現はさすが夏目漱石です。










2015年6月16日火曜日

英単語を覚えるだけでは英語は上達しない!どうしてその英単語を使ったのか想像しよう。

こんにちは、トレーナーどばし(@colisajp)です。


1人で英語を勉強していると、なんとなく作業的というか、受け身になってしまわないでしょうか。英単語を覚えたり、リスニングをしたり、英文の読解をしたり、多読をしたり。


まさにシャワーを浴びるように英語をインプットするわけですが、そのままただの知識として終わってしまうのが英語学習者、外国語学習者としては何よりも怖いですよね。


以前に英単語が文章内にある場所を覚える方法を「トリガー」として利用する方法を紹介しましたが、それも自分なりのポイントを作って英語を思い出しやする目的にしたものでした。


今回おすすめする方法も、利用する英語の素材にもっと自分自身を積極的に関わらせていくものです。


それは、いちいち”なぜ?”を問いかけることです。




好奇心の”なぜ?”が英語の動力源になる



子供のころを思い出してみてください、あるいはお子さんのいらっしゃる方はすぐに思い当たるでしょう。


「なんで?」


「どうして?」



と私たちもよくそう両親に聞いていましたし、矢継ぎ早の質問攻めに閉口した経験をお持ちの方も少なくないでしょう。


子供が質問をする対象はさまざまですが、どうしてそんな言葉を使うのか、といったことも不思議に感じて理由を知りたがります。好奇心こそ発想を豊かにするという洋書を「使える英語音読教材」シリーズで取り上げたことがありましたが、”なぜ?”と理由を考え、知ることは(知るにあたる英語は?)語学学習でも大事なことだと思います。


”なぜこの言葉を使ったのだろう?”と考えることの効果



“なぜ?”を考えるとこんないいことがあります。



  • その文の伝えたいことがもっと深く納得できる。
  • 英語を融通の利かない対訳ではなく、イメージで覚えられる。
  • 納得した気持ちを今度は自分がその英語を使うときに当てはめて言えるようになる。



ちょうどいいので、さきほどの回に出てきた英文を例に見てみましょう。


“What's a guy like me doing writing a book about curiosity?”


私は訳として、

「好奇心について本を書くような私とは、どんな男なのでしょう?」

という日本語をつけています。


最初に私がこの文を見てあれっと感じたのは”a guy”でした。もちろんよく使う英単語ではあるのですが、なんで”a man”ではないんだろう、と思ったのです。


私の愛用のランダムハウス英語辞典によると、”guy”は一番目の意味に「((話))男、あいつ、やつ」とあり、続く意味にもちょっとマイナスなイメージがあったり、((俗))がついていたりします。

つまり軽口のように使われているんだな、ということがわかります。著者は自分のことを”a guy”と称して、読者に気軽に読んでほしいと思っているのではないかと想像します。



あくまでも想像ですけどね!


実際に合っているかどうかはご本人に確認しなければわかりませんが、大事なのは”なぜか?”を考えることです。このちょっとしたひと手間をするだけで辞書では「男、あいつ、やつ」などの無味乾燥な言葉が並んでいましたが、これから自分が”guy”を聞いたとき、話すときに相手とイメージを共有できる可能性が高くなります。


その上で単語をチャンクにまとめれば、きっと「自分の」英語を話せるようになるはずです(英語学習に「チャンク」が効果的な理由)。


英語を話す相手と共有するのは「訳語」ではなくニュアンスやイメージを通じた「気持ち」



英語の意味というとどうしても単語帳や辞書に出ている訳語をそのまま受け取ってしまいがちですが、実はニュアンスやイメージがあると、相手と自分の気持ちが行き来しやすくなるのです(ニュアンスが大事という話)。


どうでしょうか。多読によって得られる経験も必要ですし(多読と精読について)、こうして”なぜ?”と自問することで「腑に落ちた」英語を蓄えることができるはずです。ぜひこのひと手間をしてみてください。

2015年6月7日日曜日

英会話スクールに通わずに、使える英語を勉強するための10の質問



こんにちは、トレーナーどばしです。


あなたはきょうも英単語や英語のフレーズを覚えようと勉強の時間を始めます。そのとき開くのは書店で買った本かもしれません。あるいはPCでいつもの英語学習のサイトやオンライン英会話のコースを開くのかもしれません。


そこでいったんストップです。どうしてそのページ、そのコースの勉強をするんですか?前回の続きだからですか?すでに決まっているからですか?なんとなくだからですか?あるいはそのすべてだったり。




2015年5月31日日曜日

英語教材の値段に惑わされず、選んだものを使いこもう



こんにちは、トレーナーどばしです。

英語教材と一口に言っても、このブログのように無料で手に入れられるものから、広く言えば留学までその金額や形態はさまざまです。それだけ、自分の状態に合わせて選べる環境に私たちはいます。でも、教材の価格というのはいったん使い始めたらもう忘れてしまった方がいいように思います。

2015年4月9日木曜日

外国語を学ぶ理由について私が思うこと

こんにちは、トレーナーどばしです。


今日は少し、長めのお話を書こうかと思います。

私は数年前から試験のためではなく、趣味と仕事をかねて英語が使えたらという思いで

勉強を続けてきました。おそらくこれから先もずっと続けていくことでしょう。

留学をしたり英会話スクールに通ったりするような金銭的、時間的な余裕がない中で、

独学で英語を練習してきました。




本やネットを漁り、効果的な練習法だとみれば新しかろうが古かろうが、

ネイティブの人の言うことだろうが日本人の人が言うことだろうが、

とりあえず試してみました。なるべくコストパフォーマンスがよさそうなのを選んで。


2015年3月29日日曜日

英語を勉強するときに陥ってしまいがちなこと

千里の道も一歩から

こんにちは、トレーナーどばしです。


英語ができたらかっこいいだろうな、

そんな自分の姿を思い描くと何だかにやにやしてしまいます。


それでも英語、英会話といえばダイエットと並んで成功させるのが難しいものです。

英語にリバウンドはありませんが、

少し違った壁があります。



それは上達している実感が得られにくいというものです。

結果が目に見えて感じられないんです。

2015年3月27日金曜日

英語が苦手でなかなかまた勉強しようと思えないあなたへ3つの処方箋

こんにちは、トレーナーどばしです。


英語はやってみたいけど学生のときさっぱりだったから・・・。
そんなあなたの英語への苦手意識を少しでも和らげて一歩を踏みだしてもらえたらと思っての記事です。






あなたが抱いている英語への先入観を解きほぐしていきます。



  • 学校でずっと英語の成績は悪かった
  • 暗記は苦手だから英語もきっと無理
  • 英文法なんてややこしくて勉強する気になれない





学校でずっと英語の成績は悪かった

学校の英語と自分で趣味とかでやる英語は

ほとんど別物だと思ってもらって構いません




まず点数を気にしなくていいですから。



それに決められた教科書すらありません。

自分がやりたい内容の英語をやっていいんです。

細かいところは後回し後回し。



自分が楽しいと思えることをやっていきましょう。

1日10個単語を覚えなきゃいけない?

そんなこと誰が決めたんですか!?



結果ばかりが求められる英語の勉強はもうおしまいです。

プロセスを楽しんでこそ続けられるはずです。

下手でもいいじゃないですか。



すぐに実践でネイティブの人と話そうとしなくても、

コツコツとマイペースでやって、

そのうち身につけた英語が伝わったら、うれしいと思いませんか?




暗記は苦手だから英語もきっと無理

いろいろ覚えるんだから暗記じゃないか、

と言われそうですが、私はあまりそう思いません。

だって日本語を丸暗記してしゃべるようになったわけではないじゃないですか。



英語を覚えるというと

どうしても学校での勉強のイメージが強く、

テストのための勉強をしようとしてしまいます。



しかし、外国語を身につけるのはどちらかというとトレーニングに近いものです。

丸暗記はむしろあまり役に立ちません。



限定されたシチュエーションでしか使えないからです。

歌や楽器などの音楽、絵や彫刻などの美術、

そしてスポーツのように練習するのが自分でやる英語のトレーニングです。






英文法なんてややこしくて勉強する気になれない


本当に英語の文法は日本語と違う部分ばかりで、

語順が違ったり関係代名詞なんてものがあったり、

sをつけたりつけなかったり。



覚えることがあまりに多すぎてげんなりした経験は

多くの人が持っているのではないでしょうか。



英語学習の本やサイトを見ると、文法はいらないと言っていたり、

その一方で学校で習った英文法をちゃんと活用すれば

しゃべれるようになると言っていたりします。



どれを信じたらいいのかわからなくなります。

私は、「とりあえず横に置いておいていい」と思っています。



英語を勉強する入口でまず英文法を

かっちりマスターする必要はないでしょう。



英語を含めれ言葉はコミュニケーションの道具なのですから、

最悪”I want food. Restauant?”でも

「あぁ、お腹減ってるから食べるところが知りたいんだな」

と親切な人なら伝えたいことを汲んでくれるでしょう。




それでも少しずつちゃんとした英語を話そうとしたり聞こうとしたら、

英語の法則を知ると理解の助けになるはずです。



だから、自分が疑問に思ったときに調べてください。

いっぺんに文法を完璧にしようとする必要はありませんよ。




ほかにも英語を勉強しようと思っているけど

なかなか踏み切れないというお話がありましたら、

ご気軽にコメントやご連絡をください。 



関連記事



2015年3月19日木曜日

英会話の実践で気をつけたいこと

点数を取らなきゃいけないというプレッシャー

こんにちは、トレーナーどばしです。


なかなかテストの英語というのは罪深いものです。
わずかなスペルの間違いやsのつけ忘れ、
toではなくing・・・。
100点満点から少しずつ点数が引かれ、
気がつけば親には見せられないような結果に
青ざめた記憶はないでしょうか。

趣味や仕事、自分の世界を広げるために
始めたはずの英語なのに、
まだ学校の減点方式の学習を
引きずってしまっていないでしょうか。

2015年3月8日日曜日

上達するにはまず英語を使うことをためらわない!

英語を独学で勉強していると陥りがちなこと

こんにちは、トレーナーどばしです。


誰かと話す



英語が上達しない理由はさまざまです。
忙しくて英語学習にかける時間がなかったり、
どのような方法で練習すればいいのかわからなかったり。

ったり、モチベーションが上がらなかったり。
そのモチベーションにも少し関わることなのですが、
独学で英語を勉強していると語いを増やしたり

発音を練習したりということには気が回るけど、

1人でやっていることが当たり前になってそれを実際に使うことを忘れてしまいがちです。




そして忘れているのもあるのですが、怖がっている気持ちがあるのも事実ではないでしょうか。
 
 変な英語を使って笑われてしまうことや、
間違った表現をしたメールを送って怒らせてしまうんではないかと

学習者としてはとても不安になります。




事実、私も自信満々に言った言葉に”What?”と聞き返されて

完全に委縮してしまった経験があります。



できるならこんなふうに落ち込むのはもう2度とごめんだと

ネイティブと直接やりとりするのを敬遠するようになってしまいます。




でもスポーツで言えば試合、音楽で言えば演奏会、料理で言えば誰かに食べてもらう、

そういう機会なしに上達することはやはり難しいという事実もあります。


いつ本番を迎えるか


だからこそ、失敗を怖れずにどんどんネイティブにぶつかっていかなきゃいけないんだ!

という考え方もあります。



ちょっとやそっとではへこたれないあなたにはそれをお勧めします。



具体的に言えばネイティブの友達を作ってしまい、

がんがんおしゃべりをしたりLINEをしたりしているうちに、

きっとみるみる英語は上達していくでしょう。




 でも、そうではない人もいます。私みたいに。


そんな方には言葉の4つのエリアのうちまずどれか1集中的つをにトレーニングして、

自信をつける方法をお勧めします。4つのエリアとは、話す、聞く、読む、書く
4つです。
ピーキング、リスニング、リーディング、ライティングですね。




とりあえず話せるようになる、つまり自分の気持ちを伝えられるようになるのを最優先にして、

あとの3つは気分転換にちょこっとたまにやるくらいにします。



もちろんそれぞれのエリアどうしで被っているところも多くありますが、

まずはどれができるようになりたいのかをはっきり決めておくといいでしょう。


最初の1つに自信が持てるくらいになると、

あとの3つは最初のものほど大変な思いをしないで取り組めるようになると思います。


 奏会は聴いてもらう自信がついてから、でもいいんです。 







こんな記事もあります


英語が苦手でなかなかまた勉強しようと思えないあなたへ3つの処方箋



こんな記事も読まれています

運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *