2015年5月2日土曜日

使える英語音読。外国語習得のカギはスポーツにあり、と説く洋書で。

こんにちは、トレーナーどばしです。英会話の練習してますか?

英語が話せるようになる!聞けるようになる!日本でまだ和訳されていない洋書の冒頭などを使って、英語のアクセントや発音、そして単語を身につけようという音読トレーニングです。続けていれば、きっと効果を実感しますよ。


今回は外国語学習についての本です。著者はGabriel Wynerという人です。30歳のときには6か国語を流暢に話せるようになっていたそうです。



そんな著者がどうしたら外国語を身につけることができるのかを教えてくれた本が”Fluent Forever: How to Learn Any Language Fast and Never Forget it”です。「いつまでも流暢に:どんな言葉でも早く身につけ、忘れない方法」といったところでしょうか。単に記憶だけの問題(記憶についての本を取り上げた回もよかったらどうぞ)ではないようです。


目次

  1. 今日の英文
  2. シラブル発音文
  3. 英日ごちゃまぜ文
  4. 全体訳

  5. それでは本文を見てみましょう。

    今日の英文


    Language learning is a sport. I say this as someone who is in no way qualified to speak about sports; I joined the fencing team in high school in order to get out of gym class. Still, stabbing friends with pointy metal objects resembles language learning more than you might think. Your goal in fencing is to stab people automatically




    なるほどなるほど。いいこと言ってます。


    それではまずシラブル発音文から練習しましょう。

    シラブル発音文


      ルールに従いながら、音読を繰り返しましょう音読をする理由)。
      • 基本的にローマ字の読み方で読む
      • 大文字になっているところがアクセント。(アクセントが大切な理由)
      • ハイフンはシラブル(音節)(シラブルって?)の区切り
      • “ə”はあいまい発音。アとオとエを混ぜた発音
      • “THZ”は”that”の”th”の発音
      • 母音1個は口をあまり開かず短く、2個は口を大きく開けて、3個は伸ばして発音(子音の発音の説明
      • 始めのころはかなりゆっくり音読。徐々に速く。目指せ早口。



 シラブル発音文がどのくらい身についたか、今回分を含むクイズで確認しましょう。


英日ごちゃまぜ文

次は英日ごちゃまぜ文です(英語の語順のまま、文章で単語を覚える理由)。

Language learning is a sport. I say this as someone who is in no way qualified to speak about sports; I joined the fencing team in high school in order to get out of gym class. Still, stabbing friends with pointy metal objects resembles language learning more than you might think. Your goal in fencing is to stab people automatically
英語の部分はそのまま、日本語の部分は英語に直しながら音読しましょう。つまり声に出すのは全部英語です。英語が出てこないときは上の文で確認すればOKです。発音とかは先ほどのシラブル発音文を思い出したり、やり直したりしながら音読してみてください。



Language 学習 is a スポーツ. I say このことを ~として someone ~な人 is in no way 資格がある ~すること 話す about sports;

私は  joined フェンシングの チームに  in high school ~するために(3語) get out of gym 授業.

それでも, stabbing friends ~で  pointy metal objects ~に似ている  言語  learning more ~よりも あなたが ~だろう think.

あなたの goal ~での fencing ~だ to 刺す people 反射的に



違うところを日本語にしたものも練習してみましょう。



言語  learning ~だ a sport. 私は 言う  this as ある人 who ~だ 少しも(3語) qualified to speak ~について スポーツ;

I 参加していた the fencing team ~で 高校(3語) in order to 逃れる 体操 class. Still, 刺すこと 友達を with 先のとがった 金属の 物 resembles language 学習 もっと than you might 思う.

Your 目的 in フェンシング is ~すること stab 人(々)を automatically

出てきた英単語などが覚えられているか、今回分を含んだクイズでチェック!




最後に日本語訳で意味をつかみましょう。


全体訳



言語を学ぶというのは、スポーツです。これは決してスポーツを語る資格があるものとしての言葉ではありません。私は高校時代、体操の授業から解放されるためにフェンシングのチームに入っていました。それでも、先のとがった金属で友達を刺すというのは、あなたが思っているよりも言語を学ぶことに似ているんです。フェンシングは反射的に相手を刺すことを目的にしています。






私も著者と同じ意見です。丸暗記したり、ただ聞くだけだったり、文法の理屈を覚えるだけでは、私たちが想像するような外国語を話せる状態にはたどり着かないと思います。そこに向かうにはスポーツ的な、音楽や楽器的な、絵などの美術的な練習が必要です。



また、自分なりのチャンクをつくる意識もあると英語はもっと楽になると思いますので試してみてください(英語学習に「チャンクが効果的というお話



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英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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