2015年4月26日日曜日

使える英語音読。ありえない「もし」に科学者が真面目に答えてくれる洋書で。

こんにちは、トレーナーどばしです。

英語のアクセントと発音を練習する音読練習とスピーキングの単語を増やす音読練習をセットにしたメニューです。

今回はちょっとおもしろい科学のお話です。著者はRandall Munroeで題名は”What If?: Serious Scientific Answers to Absurd Hypothetical Questions”です。



“absurd”は「ばかげた」「荒唐無稽な」という意味で、”hypothetical”は「仮説」とかですね。もしこんなことが起きてしまったらどうなるのか、という疑問を科学者がシミュレーションして真剣に答えてくれるという本です。

せっかくなので質問の部分を引用します。

目次

  1. 原文
  2. シラブル発音文
  3. 英日ごちゃまぜ文
  4. 全体訳

  5. 原文

    Q. What would happen if the Earth and all terrestrial objects suddenly stopped spinning, but the atmosphere retained its velocity?
    -Andrew brown

    A. NEARLY EVERYONE WOULD DIE. Then things would get interesting. At the equator, the Earth's surface is moving at about 470 meters per second-a little over a thousand miles per hour- relative to its axis. If the Earth stopped and the air didn't, the result would be a sudden thousand- mile-per-hour wind.





    いきなりダイナミックな話になっています。

    それではまず発音やアクセントの音読練習をしましょう。

    シラブル発音文


          ルールに従いながら、音読を繰り返しましょう音読をする理由)。
          • 基本的にローマ字の読み方で読む
          • 大文字になっているところがアクセント。(アクセントが大切な理由)
          • ハイフンはシラブル(音節)(シラブルって?)の区切り
          • “ə”はあいまい発音。アとオとエを混ぜた発音
          • “THZ”は”that”の”th”の発音
          • 母音1個は口をあまり開かず短く、2個は口を大きく開けて、3個は伸ばして発音(子音の発音の説明
          • 始めのころはかなりゆっくり音読。徐々に速く。目指せ早口。



      どのくらい覚えたか、この回を含むシラブル発音文のクイズでチェックです!

    次は英日ごちゃまぜ文です(英語の語順のまま、文章で単語を覚える理由)。日本語になっている部分を英語にしながら音読しましょう。わからないときには上のもとの文を見て確認しましょう。

    英日ごちゃまぜ文

    Q. What would happen if the Earth and all terrestrial objects suddenly stopped spinning, but the atmosphere retained its velocity?
    -Andrew brown

    A. NEARLY EVERYONE WOULD DIE. Then things would get interesting. At the equator, the Earth's surface is moving at about 470 meters per second-a little over a thousand miles per hour- relative to its axis. If the Earth stopped and the air didn't, the result would be a sudden thousand- mile-per-hour wind.

    Q. 何が would 起きる もし the Earth や all 地球上の 物質 suddenly ~を止めたら spinning, それでも 大気は retained その 速度?
    -アンドリュー・ブラウン

    A. ほんとんど  すべて(の生き物)が WOULD 死ぬ. そんなことになると  things would 興味深いものになる(2語).  At 赤道, the Earth's 表面 ~だ moving ~で およそ  470 meters 毎秒(2語)-a little 超える
     a thousand miles 毎時- relative to それの(地球の)  回転軸. If 地球が stopped and 大気は ~しなかったら, the result ~だろう ~になる a sudden 1000- マイル-per-hour 風.






    別のところを日本語にしたものもやってみましょう!

    Q. What ~だろう happen if 地球 and すべての terrestrial objects 突然に stopped 回転すること, but the atmosphere ~を保つ its velocity?
    -Andrew brown

    A. NEARLY EVERYONE ~だろう  DIE. Then 事象は ~だろう get interesting. ~では the equator, 地球の surface is 動いている at about 470 メートル per second-ちょっと over 1000 マイル per hour- ~に対して(2語)  its axis. もし the Earth stopped そして  the air didn't, その結果は  would be a 突発的な  thousand- mile-毎時(2語) wind.


    この回を含む英単語の意味を答えるクイズで実力チェック!


    少し文法的な話になりますが、過去の話をしているわけではないのに、ところどころ動詞が過去形になっています。これはいわゆる仮定法というやつです。
    実際にはありえないことの話をする場合、動詞が過去形になります。ifがついていると仮定法だとわかりやすいですが、ついていないときもたまにあるので、あれ、なんで現在の話をしているのに・・・、と思ったら仮定法を疑ってみてください。

    それでは最後に全体の訳です。こんな内容です。

  全体訳

    質問:もし、地球の大気は速度を持ったままでいながら、地球そのものや地物が回転することを止めた場合、どんなことが起きますか?
    ―アンドリュー・ブラウン

    答え:おそらく地上の生き物はほとんど死ぬでしょう。そんなことが起きたらなかなか興味深いことになるでしょう。地球表面は自転軸に対して、赤道上で毎秒およそ470メートル動いています―毎時1000マイルを少し超えるくらいです。もし地球が止まって大気は動くのだとしたら、その結果は毎時1000マイルの突風が吹くということになります。







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運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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