2015年8月10日月曜日

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』飛行機スタントの誕生秘話の英文でトレーニング!

こんにちはー、トレーナーどばしです。




今回は先日公開された『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』にまつわるお話です。




映画のあらすじは・・・



多国籍スパイ組織の「シンジケート」を調査していたイーサン・ハントでしたが、催涙ガスによってこの組織にとらわれてしまいます。目が覚めたイーサンの周りには、拷問をしようとする「シンジケート」の者たち。しかしその中に3年前に死んだはずのエージェントと、謎の女性が。
あわや拷問が始まろうとしたとき、謎の女が格闘術で「シンジケート」の男たちをボコボコにしてイーサンを救い出します。



イーサンたちのスパイ組織<IMF>の解体を仲間から知らされ、「シンジケート」をつぶそうと決心しますが、組織がなくなった彼らはどうやって闘っていくのでしょうか。そして謎の女性は?




という感じですが、中でもこの映画の話題になっているのが主演のトム・クルーズのスタントシーンです。離陸しようとする飛行機にしがみつく場面はかなり注目を集めています。


このシーン↓








今回の英文は、このシーンが誕生したときの逸話からです。






今回の英文

He and his Mission: Impossible 5 director knew that they needed to top what Ghost Protocol brought to the table, and it was McQuarrie who ultimately brought the idea to the table for the blockbuster. The filmmaker explained,
"While searching for different locations, the production designer James Bissell bought me a model of this Airbus airplane and presented it as something we could use in the movie. I suggested to Tom, ‘What if you were on the outside of this thing when it took off?' I meant it as sort of a half joke, but he said back to me, ‘Yeah I could do that!’"(CINEMA BLENDのHPより)



今回の英文の音声読み上げはこちら





全体訳

トム・クルーズとミッション・インポッシブル5の監督は、『ゴースト・プロトコル』で披露したものを越えなければいけないことはよくわかっていた。この作品を成功させるためにとうとうあるアイデアを持ち出したのはマッカリーだった。映画監督マッカリーはこう説明する。
「別のロケ地を探しているときに、美術監督のジェームス・ビッセルがエアバス機の模型を持ってきて、映画のどこかで使えないかって見せてきたんだ。僕はトムに「これが離陸するときに君が外側にはりついているっていうのはどうかな?」って半分冗談のつもりだったんだけど、彼の返事は「ああ、いけるよ!」だったよ。











この英語、こう使おう!


”director"
映画の「監督」は"director"です。directorは会社の「取締役」とか学校の「校長」、図書館の「館長」などなど、「組織をまとめて指示を出す人」というイメージです。

すぐあとに"the filmmaker"という英語が出ていますが、訳すとやっぱり「映画監督」になりますが、映画のつくり手というイメージが伝わってきます。映画製作者と言った感じでしょうか。







”top”
今回の"top"は動詞として使われています。「何かよりも高いレベルになる」というイメージです。頂点ではないけれど、対象のものの上になるという意味でトップなんですかね。


特にシリーズものが定番のハリウッドにあっては、前回のものを超えなければならないプレッシャーというのは筆舌に尽くしがたいところがあるでしょう。


英語学習で品詞を意識した方がいい理由






”bring to the table"
ビジネスの場面などで使われる英語かもしれません。「こんな感じのはどうでしょう」と相手のためになることを何かを提示しするニュアンスです。テーブルは交渉や議論の場としての象徴のようです。今回は映画を見てくれる人を想像しながらの言葉でしょう。


今回の場合は映画館に足を運ぶ人に対してです。なので比ゆ的な表現として用いられていますが、この言葉を使っていることで、監督のマッカリーさんがどういう姿勢で映画を作っているかがわかります。


自分の作りたいものを作りたいように作る、という人ではなく観客が映画を楽しんでくれるかどうかをまず第一に考えているのでしょう。

交渉や議論の場で「譲り合う」を英語にすると?





”ultimately”
「突き詰めて行った結果」という感じの副詞です。ここまで来ちゃったよ、という感じです。


前回の『ゴースト・プロトコル』を上回る作品を、と考えているうちにそこに達したんですね。








”blockbuster”
映画や本などの「大ヒット」「ベストセラー」という意味です。会話などの話し言葉で使われる英語なので「大当たり」とかも近いでしょうか。


『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は世界的にもblockbusterになっているようです。







”production designer”
どこにも「美術」という言葉が入っていませんが「美術監督」です。"production"(製作)に関する"design"(設計)をする人だからですね。



大道具やセットなどの製作を設計する人なんですね。







”present”
動詞の"present"ですが、もちろん「監督、これあげます」と飛行機の模型をプレゼントしたわけではありません。文章にもあるように「何か提案をする」という意味です。これもビジネスの場面などで使う英語で、名詞の形にすると"presentation"(プレゼンテーション)になります。








”sort of ”
はっきり説明しづらいときに便利な言葉です。「~みたいな」「~のような」というニュアンスになります。特にネイティブの人に対してうまく伝えられるかちょっと自信のないときにsort of...と言えばいくらか相手が想像して察してくれるかもしれませんね(笑)











”a half joke”
まさに「冗談半分」、「半分冗談で」という意味です。




このシーンは見てるだけでぞわぞわしてきますね。とてもスリリングな映画になっていそうです。




ちなみに
アメリカの予告編↓







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英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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