2015年6月15日月曜日

使える英語音読。元米軍司令官が新たな組織のあり方を投げかける洋書で。

こんにちは、トレーナーどばし(@colisajp)です。


自分1人で練習して、英語が話せるようになる!聞けるようになる!英語の発音やアクセントやシラブルも、スピーキングできちんと使える英単語やフレーズの覚え方もこの「使える英語音読」におまかせです。


34回目の今回は、2015年の5月に発売された新しい組織のありかたについて提唱する1冊です。タイトルは”Team of Teams: New Rules of Engagement for a Complex World”で、著者がGeneral Stanley McChrystalとTantum Collinsです。




Generalがついているとおり、McChrystalは元軍人の人です。アメリカの統合特殊作戦コマンド司令官を務め、イラクやアフガニスタンの指揮をとりました。


アル・カイーダとの戦いに挑んだMcChrystalはこれまでの階級的な組織では太刀打ちできないことをさとります。そしてアル・カイーダに対抗するために、情報伝達力の強さとそれを受け手の行動の早さを持った彼らの組織のありかたを自分たちに取り入れたそうです。


組織内のコミュニケーション能力の高さとそれに対応する行動の早さは現代において求められている組織の形だと主張しています。


きょうはこの本のメインとなるテーマについて語っている部分を語っている部分を取り上げたいと思います。


きょうの英文


We will argue that the familiar pursuit of efficiency must change course. Efficiency remains important, but the ability to adapt to complexity and continual change has become an imperative.Using our experience in war, combined with a range of examples from business, hospitals, nongovernmental organizations, as well as more unlikely sources, we lay out the symptoms of the problem, its root causes, and the approaches that we and others have found effective.

やはり生粋の軍人さんらしい、かっちりした文章になっています。

全体訳


私たちはこれまで当然とされてきた効率性の追求から方向転換をしなければならないという話をするつもりです。効率性の重要さは今も変わりませんが、複雑さの受容と継続的な変化は不可欠な能力になっています。ビジネスや病院、非政府組織、あるいは一見似つかわしくない領域の事例と組み合わせて私たちの戦争で得た経験を活かしていこうと思います。それによって問題の状態やその根本的な原因、さらには効果があるとわかった対処の仕方を挙げていきます。



まずはきょうの英文の発音やアクセントから練習しましょう。

シラブル発音文

    ルールに従いながら、音読を繰り返しましょう音読をする理由)。
    • 基本的にローマ字の読み方で読む
    • 大文字になっているところがアクセント。(アクセントが大切な理由)
    • ハイフンはシラブル(音節)(シラブルって?)の区切り
    • “ə”はあいまい発音。アとオとエを混ぜた発音
    • “THZ”は”that”の”th”の発音
    • 母音1個は口をあまり開かず短く、2個は口を大きく開けて、3個は伸ばして発音(子音の発音の説明
    • 始めのころはかなりゆっくり音読。徐々に速く。目指せ早口。

つぎは語いを身につける音読練習です。

英日ごちゃまぜ文

英語の部分はそのまま、日本語の部分は英語に直しながら音読しましょう。つまり声に出すのは全部英語です。英語が出てこないときは元の文で確認してOKです。発音とかは先ほどのシラブル発音文を思い出したり、やり直したりしながら音読してみてください。


We ~するつもりだ argue ~ということを the familiar 追求 of efficiency ~せねばならない change course. 効率 remains 重要, but the ability ~すること  適応する to complexity and 継続的な change ~になってきている(2語) an imperative. ~を使うこと our 経験 in war, 組み合わさった with a 範囲 ~の examples ~からの business, 病院, nongovernmental organizations, ~もまた(3語) more あまりなさそうな sources, 私たちが lay out the 症状 of the problem, その 本質的な causes, and the やり方 ~ということ we and 他の人 have found 効率的な.


☆べつのところを日本語にしたものも練習しましょう。



私たちは will 論じる that the 慣れ親しんできた pursuit of 効率 must 方向転換する(2語). Efficiency まだ~なままだ important, しかし the 能力 to adapt ~への 複雑さ and continual 変化 has become an 不可欠なこと. Using 私たちの experience ~での 戦争, combined ~と a range of 事例 from ビジネス, hospitals, 非政府 組織, as well as もっと unlikely 情報元, we 提示する(2語) the symptoms ~の the 問題, its root 原因, and the approaches that 私たち と  others ~だとわかってきた(2語) effective.

ポイント!


※symptomsは兆候といった意味もありますし、病気の症状など意味する言葉としてよく使われますね。

※最後の文章は、メインとなる文が"we lay out..."まで出てきません。少し難しい文かもしれません。

※rootやcauseのような単語がやっかいなのは動詞にもなるし名詞にもなるところ。日本語の場合、品詞が違うと形が少しだけれど変わるので私たちには馴染みが薄い感覚かもしれません。

でもそういうものだと思っていれば、自分が使うときに動詞としても名詞としても使えるのだから便利です。


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運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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