音読を効果的にするために
こんにちは、トレーナーどばしです。英語を自分に馴染ませるにも
音読は効果的です。
しかし、やっている割に頭に入らないとか、効果がいまいち感じられないということはないでしょうか。
メジャーリーグで活躍するダルビッシュ投手は
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、
頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」
とツイッターでつぶやいています。
まさにこのことです。音読に限ったことではありませんが、
特に音読は声に出して読むという手段だったはずのものが
目的になってしまいがちです。
そこで音読をするときに気をつけるポイントです。
- 回数を達成するというよりも1回ごとの「質」に注意する
- 自分なりに感情をこめて音読する
- 意味を毎回気にして音読する
- お手本になる音源があるときには、ひたすら聞いて自分との違いを探す
- チャンクを意識して音読する
回数を達成するというよりも1回ごとの「質」に注意する
ついつい回数をいっぱいこなすことにばかり頭が行くと、
がんばった気分になってそのときは充実感が味わえるかもしれません。
しかし、素振りやシュート練習と一緒で、
何も考えずにやっていると変なフォームが身についてしまいます。
発音やアクセント、イントネーションに気をつけながら音読してみてください。
これらをまとめて意識しながら練習できる「シラブル発音文」も試してみてください。
そしてもう1つ、発音やアクセント以前の問題ですが、日本語と英語では話すときに使う息の量がかなり違います。ただでさえ音読は何回も繰り返す、英語学習の中では体力を使う方法です(だから敬遠されているのでしょうが)。それでもネイティブに伝わる英語を話すためには、音読のときからたっぷり息を使っていきましょう。
自分なりに感情をこめて音読する
日常会話のフレーズはもちろん、
できるなら普通の言葉でも、
自分がどんな気持ちで言うのかは結構大事です。
言葉はもともと自分の感情や気持ちを伝えたい、
そして相手のそれもわかりたいというところが根本ですので、
使う状況をイメージすると効果的です。
どんな相手と話しているのか、それをイメージしながら音読するといいかもしれません(「英会話スクールに通わずに、使える英語を勉強するための10の質問」)
意味を毎回気にして音読する
これもやはり言葉はコミュニケーションの道具である
という立場からの考え方ですが、
ただ「音」を発することしか考えていないと
いったい何のために音読をしているのかわからなくなります。
1つの単語、熟語の意味を毎回頭に思い浮かべてみてください。
それぞれの語いをおろそかにしない「英日ごちゃまぜ文」もお試しください。
お手本になる音源があるときには、ひたすら聞いて自分との違いを探す
これは音読をしているときのことではありませんが、
言葉もまねることで身についていくものです。
小さな子供が言葉を覚えていくのも
そんな感じなのではないでしょうか
(変な言葉を覚えてしまうこともありますが)。
自分の音読がお手本とどう違うのか考えてみる、
探してみるのも上達の早道だと思います。
チャンクを意識して音読する
音読をしていて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、例文をそのまま実際の会話で使うことって確率的にかなり低いですよね。といって、英会話の場面で、読んだ文章をあらためてバラバラにしてスピーキングしたりリスニングしたりというのはかなり現実的ではありません。
そんな問題を解決してくれるのが「チャンク」です。詳しくは「英語学習するならチャンクを意識しよう!独学ならなおさらチャンクは欠かせない。」の記事で説明していますが、脳が処理しやすい単位に単語をカタマリにするクセをつけておくと、きっと自分の言葉で英語が話せるようになってくるはずです。
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