2015年9月2日水曜日

「もれなく」を英語にしてみる。ちょっとズルする方法も。

こんにちはー、トレーナーどばしです。




今回、英語にしてみたい日本語は「もれなく」です。すべてのものが外されることなく含まれている状態を言いますが、英語にするとどうなるでしょうか。


  • 直訳してみた場合
  • ちょっとズルしてみる場合



の二通りで見てみましょう。





~直訳してみた場合~


まず、「もれなく」を直訳で英語にしてみた場合ですが、これは


"without exception"


になります。"without"が「~なしで」、"exception"シラブル発音[ik-SEp-shə n])が「例外」「除外」という意味なので合わせて「例外なく」「もれなく」という意味の英語になります。



たとえば、


「参加者はもれなく特典がもらえます」


"The participants can get a privilege without exception."






~ちょっとズルしてみる場合~


"without exception"ではちょっと長いな、というときにはズルをして簡単に言ってみる方法もあります。それは、



"all""every""whole"などを使う言い方です。



日本語だと「もれなく」は「もらえる」にかかっているのでそれに合わせて動詞にかかる言葉を英語でもそれに対応する言葉を探すのが探し方は楽なのですが、品詞や語順などの違いがあるので、必ずしもそれが使いやすい、あるいはしっくりくる英語になるとは限りません。


なので、ズルのようでズルじゃないと言ってみます。



「もれなくもらえる」のだから「ぜんぶの参加者がもらえる」のと同じ意味です。先ほどの例文にするとこうなります。


"All participants can get a privilege."



"without exception""all"などのどちらにするかは、そのニュアンスを基準に選ぶといいと思います。「残らず」「1人も余さず」というところに重点を置いて、個々を配慮したことを伝えたいなら前者を、とにかく「みんな」「全員」ということだけを伝えたいなら、後者でいいのではないでしょうか。


日本語の場合、「もれなく」の前に「参加者」、そして「は」という言葉が入るので違和感を感じるかもしれません。英語の品詞の語順に慣れましょう。

おすすめ記事>「英語学習において品詞を意識しておいた方が絶対お得な理由。


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運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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