2015年3月13日金曜日

英語学習における多読(多聴)と精読


こんにちは、トレーナーどばしです。



日常の生活で生き生きとした英語が交わされる環境にいない私たちにとって、
ただ単語を増やしたりフレーズを増やしているだけでは
かなり限られた範囲でしか会話をすることができません。
覚えた形のものしか話したり聞いたりできないからです。


この壁を突破するには英語の経験値を増やす必要があります。
英語の経験値を増やすとは「」と「」を高めるということ。



学校の英語の英語ではなかなか話せるようにならない理由はいくつかありますが、
そのうちの1つとして触れる英語の量が圧倒的に足りないということがあります。

何言ってるんだ、十分げんなりするくらいの量だったよ、
という声も聞こえてきそうです。


確かに教科書の英文に感じるプレッシャーは大きなもので、
見るのも嫌になってしまうのもわかります。それはでも、英文の量ではなく、
知らない単語が際限もなく出てきたせいではないでしょうか。


英語の授業では覚えなければならない単語の数などの目安があるため、
それを詰め込んだ英文になっています。あと文法の要素ですね。


でも、自分で英語を練習するときにはもっと単語や熟語などの「感覚」を重視しましょう。
以前の投稿で書いたように”book”=「本」とは限りません(覚えた英単語を定着させるには「文脈」は不可欠!)。


”book”という単語だけみても、すぐに「本」という訳できめられない頭を目指します。

そのためには、知っている単語ばかりの英文をたくさん読むこと(聴く)こと、
少しの量の英文を時間をかけて読み解くことをお勧めします。多読(多聴)精読です。








多読(多聴)


多読は日本語の本を読むがごとく100冊といった数を目指して
ひたすら洋書を読んでいく練習法です。

体育会系な練習な感じがしてしまいますが、
そんなこともありません。

なるべく簡単な英語、知らない単語があまり出てこない本を
さくさくと読んでいきます。
むしろここで変な見栄を張って難しいものにてをつけると、
英語学習の挫折と敗北が待ち構えています。

堂々と絵本や児童書を買いましょう。

知っている単語、あるいは初めのページに出てくる単語が
少なくとも半数以上ある本にします。
できれば7割くらい知っている方がもっといいです。

知っている単語が増えてくるにつれて、
少しずつ単語の種類が多い本を選んで読んでいきます。
100冊を目標にするというより、内容を楽しみながらたらたら読んでいると、
きっと英語の「感覚」がアップしています。


同じように簡単な英語をたくさんいろいろな種類聴くという多聴も効果があります。






精読と翻訳


もうひとつ、精読という練習方法があります。
これは量ではなく質を重視します。
数行あるいは1パラグラフ(段落)の英文を時間をかけて読み解きます。


辞書を傍らに置いての作業なので、
あまり英語の難易度を気にする必要はありません。

英文を選ぶ基準としては自分の興味がある分野がいいでしょう。
すでに私たちの持っている音楽、スポーツ、文化などの知識が手助けをしてくれるはずです。

そして、この精読ではできることなら翻訳をしてみるといいでしょう。
英文和訳ではなく翻訳です。自然な日本語を目指して訳します。

英文を読んでなんとなくわかったつもりになっていたけど、
実際に日本語にしてみようとするとうまくいい表せないのにびっくりすると思います。
ちょっと骨が折れる作業かもしれませんが、きっと英語の「感覚」を磨くトレーニングになります。


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運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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