2015年7月13日月曜日

"and"以外にもある。「それにね・・・」の"plus"。その他、川についての英語など。

こんにちはー、トレーナーどばしです。




さて、きょうの英文は、テムズ川の両脇を走る「テムズパス」という遊歩道を主題にした本からピックアップします。テムズパス周辺のスポットをイラストをメインに案内してくれます。

ロンドンの様々な地区を紹介した本の英文を使った回もありますので、よかったらご覧ください。



タイトルは”London Thames Path”で、著者はDavid Fartherです。



今回の英文は、テムズ川で毎年行われる、オックスフォード大学とケンブリッジ大学のボートレースについての部分です。






今回の英文

Putney Bridge is the starting point of the annual rowing race between the University Boat Clubs of Oxford and Cambridge. The first race was held in 1829 and has continued uninterrupted since 1856 (except during the two World Wars). Over a quater of a million people line the banks of the Thames to watch the race, plus millions on TV, on either the last Saturday of March or the first Saturday of April. The finish line in 6.8km upstream at Mortlake. They race  on an incoming flood tide.


英文の音声再生はこちらでどうぞ!"Say it!"ボタンを押してください。

全体訳

パットニーブリッジは、毎年行われるオックスフォード大学とケンブリッジ大学対抗のボート部による漕艇競技がスタートする場所になっている。競技が最初に開催されたのが1829年のことで、2回の世界大戦を除けばずっと途切れることなく続いている。3月の最後の土曜日か、4月の最初の土曜日には、競技を観戦しようとテムズ川の川岸にやってくる人は25万人を超え、さらにはテレビで見る人は何百万人にもなる。ゴール地点は6.8km上流のモートレイク。選手たちは川に流入する満潮に乗って競技を行う。





この英語、こう使おう!


  • annual”は日本語だと単語ひとつでは足りない英語かもしれません。「毎年ある」「毎年起きる」といった意味になります。毎年行われる行事だけではなく、自然現象などで起きるものにも使えます。このような単体で訳しづらい単語もあるので、なるべくチャンクで英語を覚えるようにするといいでしょう(英語学習に効果的な「チャンク」について)。



  • hold”の「開催する」という意味は学校などでもよく習う意味ですが、「抱える」「維持する」といった意味とは少し離れているようなイメージがあります。しかし、holdには「コントロールする」「把握する」「影響をもつ」といった共通するニュアンスがあるので、日本語の開催するという意味よりも、何かの運営をコントロールするといった含みが伝わります。



  • uninterrupted”は簡単な日本語にしてしまうと「途切れずに」となりますが、単語を見るとわかるように”un(~でない)”と”interrupted(邪魔される)”なので、「いろいろな要因の影響を受けて邪魔されるようなこともなく」途切れないというニュアンスになります。



  • line”は今回、最初に出てくる方は動詞として使われているので、「線」ではなく「列をなす」という意味になっています。次の”the finish line”は名詞の「線」ですね。英語は1つの単語で複数の品詞に使うようにする意識は大事です。(⇒lineの「行列」という意味



  • 川の話をしているので、”bank”は今回「銀行」ではなく「川岸」になります。いつも文脈の中で英語を理解しようとしましょう。空気を読む、に近いでしょうか。文脈について説明した記事もありますのでよかったらどうぞ!



  • ここでの”plus”は接続詞として使われています。くだけた感じで「あと・・・」と情報を付け加えることができます。会話の中などでも「それにね・・・」のように活用できますね。filler wordsとしても使えそうです(filler wordsとは)。文章や硬い表現ではでは"besides"を使います。plusが「あとねぇ」な感じならば、"besides"は「それにだね」といった感じでしょうか。



  • either...or~”は「...か~のどちらか」でしたね。eitherをつけなくても”or”だけでも構いませんが、それは日本語も同じですね。「どちらか」の部分をつけてもつけなくてもいいですもんね。「どちらか」という、その対比性をちゃんと伝えようとするときはeitherをつけましょう。



  • incoming”は「こっちのほうにやってくる」というイメージの形容詞です。今回のように川の水や海の波などと相性がいいですが、感情にも使えます。



  • flood tide”はfloodが入っていますが洪水ではなく、「上げ潮、満潮」という意味になります。


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運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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