2015年3月24日火曜日

英語の冠詞”a/an”と”the”をシンプルに理解する

英語の冠詞とは・・・


こんにちは、トレーナーどばしです。

あまりにちっちゃい単語だから、
なんとなく見なかったことにしてしまいがちな冠詞のお話です。
しかも日本語にまったくない役割を持った”a”と”the”なので
いまいちなんでいるのかよくわからないところがあります。
冠詞の役割はざっくり言って3つです!




目次

  1. 実在する形を持ったものにする
  2. どれでもいいのか、特定のものなのかを伝える
  3. 1つなのか複数なのかを伝える



  4. 実在する形を持ったものにする


    これは”a”と”the”の両方の役割です(どちらかというと”a”ですが)。
    ちょっと英語独特の性格なんですが冠詞がつかないと
    その言葉の「概念」とか「イメージ」といったものになります。
    「~というもの」ですかね。

    Do you like apple?

    と聞くと、

    「リンゴという概念は好き?」

    となります。
    赤くて丸くてごつっとしたバラ科の果物は好きですか、
    という感じでしょうか。

    こうするとどうでしょうか。

    Do you like an apple?

    「ひとつリンゴとかどう?」

    ちょっとイメージと違う日本語になったかもしれませんが、
    理由はあとで。



    どれでもいいのか、特定のものなのかを伝える

    では、
    Do you like the apple?

    だとどうなるのでしょうか?

    「そのりんご好き?」

    この場合、実際に目の前にあってもなくても構いません。
    近くにあるリンゴが好きかどうか聞いているかもしれないし、
    「つがる」とか「ジョナゴールド」とか
    品種が好きかを聞いているかもしれません。
    ”a”が”the”になることで、
    具体的な特定のものを指すことになります。
    これは”the”の役割です。


    1つなのか複数なのかを伝える

    これは”a”の役割です。
    特定したいものが複数あることはしょっちゅうですからね。

    Do you like apples?

    「リンゴは好き?」

    "Do you like an apple?"の文でわざわざ"ひとつ"としたのは、
    この役割が働いてしまうからです。
    それだけ、1つという意味合いを強く伝えるのが”a”なのです。
    ”Do you like an apple?”の場合、
    いくつかリンゴがあって、
    気に入ったら1個どうぞ、という感じになるでしょうか。


    ちょっとわかりにくい”a/an”と”the”ですが、
    少しイメージがわいてきたでしょうか。

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英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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