英語では簡単な単語になる「引っ越し」
一説では、家財一式を荷車などに乗せて「引き」、遠くまで「越して」行くことが引っ越しの語源であるとも言われていますが、それだけ家を変えるというのは昔から大変なことだったんですね。まあ、人生で90回以上も引っ越しをした葛飾北斎のような人もいたようですが…。
もちろん国が変わっても、定住民族にとってはやはり住む場所を移動させるというのはなかなかできるものではないでしょう。
今回はそんな引っ越しにまつわる英語を取り上げていきたいと思います!
「引っ越し」を英語にすると、
moveまたはmoving
がもっとも簡単な言い方になります。
引っ越しなので名詞としての英語ですが、あれ、moveって「動く」とかの動詞じゃないの?と思われるかもしれませんが、この単語は名詞としての役割もすることができるんです。movingの方はmoveの動名詞ですね。
それならなんで名詞のmoveと動詞のmoveの動名詞の言い方があるんだってことになりますが、日本語で言うなら「引っ越し」と「引っ越すこと」ぐらいの違いでしょうか。
もう少し丁寧に「家の引っ越し」と言うなら
house-moving
というのもあります。話の流れでいちいちhouseをつける必要がないならmovingだけでいいでしょう。
もう少し具体的に仕事の関係での引っ越し、つまり転勤は
relocating
という英語を使います。locateが位置を定める意味なので、それをやりなおすということですね。建物や会社の「所在地」はlocationになります。
もうひとつ、
transferring
これは漠然とした引っ越しよりも、ある場所から別の場所への移動を伝えるときに使います。なのでたいていfromやtoなどとともに使います。
movingを紹介してしまったことで先に「引っ越す」の対訳もちょっとバレてしまいましたね。
move
が「引っ越す」という動詞の意味になります。名詞と一緒じゃないか!
なのでリーディングやリスニングでは冠詞の有無や語順、時制の変化などから名詞なのか動詞なのかを判断します。
"It's bother to move." 「引っ越しめんどくさいわー」
"It about time I moved from here" 「そろそろ引っ越したいなぁ」(仮定法過去になるので過去形moved)にする。
"I'm busy for moving these days" 「最近引っ越しのせいで忙しくてね」
あとはさきほどのrelocateやtransferを一般動詞として使えばもう少し細かいニュアンスが伝えられるでしょう。
参照:英語の語順についてのお話
引っ越し関係の英単語
引っ越しの準備をする⇒prepare for moving
引っ越し業者⇒mover (主にアメリカ), remover(主にイギリス), moving company, remover company
引っ越し費用⇒moving cost, moving expense, relocation expense
梱包⇒packing
敷金⇒deposit
礼金⇒key money
間取り⇒floor plan
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