今回は慣用句「一堂に会する」を英語にしてみたいと思います。日常の会話でそれほど使う言葉ではありませんが、ニュースなどで耳にしますね。[各国の首脳が一堂に会して…」とか「年に一度、この場所に一堂に会する」といった使い方をします。
意味としては「多くの人が1つの場所に集まる」という意味です。
その意味と言葉のイメージを英語にしてみます。
~簡単に「一堂に会する」を英語にすると~
もしそのニュアンスだけを伝えたいのであれば、馴染みのある単語で表現すればいいでしょう。
get together at(in)
集まるのが場所ならばat、建物の中ならばinにします。
getもtogetherも簡単な単語なので、ニュアンスとしては「そこに集まる」のように少し易しい感じになるかもしれません。それでもニュースなどの言葉にふさわしくないということは全くありません。
~硬めのニュアンスを出して英語にしてみる~
では、「一堂に会する」というちょっと硬めのニュアンスを出したいならばどうでしょう。
この場合には、
assemble at(in)
がいいでしょう。"assemble"には「会合する」「結集する」のように目的を持って集まるニュアンスや、「組み立てる」「まとめる」「整理する」といった秩序立てて1つにするというニュアンスもあるので、より「一堂に会する」のイメージが伝わります。
よく言われることですが、日本語を英語にするときにはそのまま直訳するのではなく、その言葉のイメージをいったんとらえ直してからの方が伝わる英語になります。もちろん英語から日本語にするときも同じです。
単語から単語へという訳し方ではなく、伝えようとしているイメージをつかむ意識は英語上達のポイントの1つになります。
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