2015年8月1日土曜日

"view"や"seat"や”home"のあまり知られていない意味について。

こんにちはー、トレーナーどばしです。





今回は古地図の世界からロンドンを眺める本から英文を拝借しようと思います。






タイトルは”London: A Life in Maps”で、著者はPeter Whitfield です。


ロンドンが描かれた地図としては初期の16世紀のものについて説明している英文です。




今回の英文


When these earliest maps and views of London were being made, the city was one single community, covering just one square mile, almost all of it still squeezed tightly within its encircling walls. Its only satellites lay a mile away in Westminster, seat of the national government, and across the river in Southwark, home to taverns, theatres and brothels. Physically this was still, in essence, the medieval city, reaching from the Tower in the east to Temple Bar in the west.






今回の英文の音声が聞きたい方はこちらをどうぞ!












全体訳


こうしたロンドンの地図や描かれていた時代は、この町はたった1つの共同体で、1マイル四方ぐらいを占める程度でした。街のほとんどは円形の壁の中にぎゅっと詰め込まれていたのです。衛星都市も、そこから1マイル離れたところに中央政府が置かれていたウェストミンスターという町があり、川の向こう側に酒場や劇場、売春宿が固まっていたサザークが並んでいるくらいでした。それでも、本質的には東のロンドン塔から西のテンプル・バーまでのこの中世都市の存在としてはそのようなものだったのです。





この英語、こう使おう!


“view”
名詞の”view”というと、「考え方」や「理解の仕方」、「景色」などの意味でよく使われますが、今回の意味は「どこかの場所の絵や写真」です。つまり場所や景色に限定した”picture”や”photograph”なので、人を描いたり写したものはviewではありません。





◎”one single”
“one”も”single”も同じような意味なのになんで?と思いますが、これは強調をしています。「それ1つだけ、それだけ」ということを伝えようとしています。







”cover”
”cover”という動詞は「覆う」で覚えている方も多いと思いますが、そのイメージを広げて今回の意味もとらえましょう。敷地の広さがその分だけ「覆っている」、つまりそのくらいの「広さがある」という意味になります。その広さをカバーしているんですね。







”square”
形容詞”square”のイメージはまさに「四角」の状態。そこから延長して4つの辺の長さ、「○○四方」という使い方ができます。







”squeeze”
”squeeze”は「手や物で絞る」イメージの動詞です。今回は過去分詞の形になっているので、絞られている側の立場になります。町が”tightly”に絞られるというのも面白い表現ですが、マンガのようにぎゅっと詰め込まれた状態だと思えばいいでしょう。







”encircle”
“encircle”は”circle”状態にするという動詞です。「丸く囲う」ということです。








”satellite”
もともと星の「衛星」という意味の名詞ですが、今回のように主要都市や主要国のまわりにある「衛星都市」「衛星国」という意味にも使えます。”city”や”country”をつけなくても、そうした文脈で使えばその意味で伝わります。












”seat ”
私たちおなじみの「椅子」ではまったく今回は意味が分からなくなります。文章など、かしこまった場合に使う意味ですが、政府機関がある町のことを”seat”と言います。実際になかなか私たちは使えないかもしれませんが、知っていると本やニュースで出てきたときに、あれか!と納得できますね。










”home”
viewやseatもそうですが、簡単な単語ほど意味を取るのに苦労します。今回の”home”は「拠点になっている」というニュアンスになっています。それでもやはりただ存在しているのではなく、「家」のように活動などの中心になっているイメージは共通しています。









”tavern”
inn”というと地方の田舎にあるイメージですが、”tavern”はかならずしもそうではありません。中世のSouthworkもロンドンに近く賑やかな町だったようです。










”brothel”
娼婦たちがいた店が”brothel”です。中世のイギリスなので「遊郭」という言葉はちょっと合わない感じがしますが、言わなくはないんですかね。





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運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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