2015年7月7日火曜日

”Gurdsman"は「ガードマン」じゃありません。あの宮殿の前にいるあの人たちです。その他、イギリス王室についての英語など。

こんにちはー、トレーナーどばしです。


今回は『大いなる遺産』『クリスマス・キャロル』『二都物語』などで知られるチャールズ・ディケンズにとってのロンドンをたどる本です。


タイトルは”Walking Dicken’s London”で、著者はLee Jacksonです。英文は出発地点のホース・ガーズ・パレードについて書かれています。





今回の英語


Guardsmens have stood sentry on this spot since the restoration of the monarchy in 1660. Yet the average Victorian would have crossed the Parade not only to admire these worthy defenders of the throne (Peggotty takes Mr Dick to see them in David Copperfield) but for another purpose: to find the correct time.The Horse Guards clock, atop the building, was famous as the most accurate in London, until the erection in 1859 of Parliament's 'Big Ben'.

英文の読み上げはこちらからどうぞ!"Say it!"ボタンを押してください。




全体訳


衛兵がこの場所で警衛として立ち始めたのは、1660年の王政復古の時から。ただ、このパレードにビクトリア王朝時代の一般の人たちの往来があったのは、王家の守る彼らの立派な姿に見とれるためのあっただろうが(『デイヴィッド・コパーフィールド』の中でペゴティがディックに衛兵を見せに連れてきている)、他にももう1つ理由があった。それは正しい時刻を見つけ出すためだった。ホース・ガーズには建物の最上部にある時計は、ロンドンでも随一の正確さで有名だった。ただ、それは1859年に英国国会議事堂のビッグ・ベンが建てられるまでのことである。





この英語、こう使おう!



  • “Guardsman”はイギリスならば王室の「近衛兵」、アメリカならば「州兵」や「国境警備隊」を指します。決して日本語のカタカナ語「ガードマン」ではありません。ちなみにガードマンは"security guard"や"watchman"という単語を使います。




  • 何かを守る「衛兵」を”sentry”と言います。軍隊の見張り番、哨戒兵、歩哨といった使い方が多いです。




  • “restoration”は何かを元に戻すことですが、ちょっと真面目な言い方です。「復旧」とか「復元」とかです。今回は”monarchy”「君主制」という言葉とセットなので、歴史用語の「王政復古」という日本語にしました。ちなみに1660年の王政復古とは、ピューリタン革命と名誉革命の間の時代にあったできごとです。日本の明治維新の王政復古は”the restoration of the Imperial Rule”でしょうか。




  • “avarage”は「平均の」というなじみのあるイメージを広げて、一般の、普通の、という感じでいいでしょう。








  • “cross”は今回、動詞として使われています。「行ったり来たり」「横切ったり通り過ぎたり」というイメージです。




  • ”admire”は「わぁ、すごい」と感心したり感動したり尊敬したりします。別に本人に直接その気持ちを伝えるしぐさではなくて大丈夫です。




  • ”worthy”は”worth”が入っていますが、「価値ある」のような所持品を評価する感覚ではなく、自分より上に見る感じです。まさにadmireの対象となりうる「仰ぎ見るような」ものに使います。ちょっと住む世界が違う感じなので、場合によっては皮肉の言葉にもなりえます。




  • “find”と言えば「見つける」という日本語そのままに使えることが多いですが、今回は”find the correct time”と、「正しい時刻を見つける」とちょっと妙な言い回しになっています。これは今何時かよくわからない状況の中で、正しい時刻を「探し出す」という感じに使っています。あっさり「知る」というよりも、「あ、これならちゃんとした時計だ」というふうなプロセスが見えてきます。




  • “atop”は”at the top of”や”on the top of”と同じ意味になりますが、ちょっと古めかしいイギリス文学の香りが出てきます。今回はディケンズの話ということで使ったのかもしれません。ふだんの英会話で使うと、日本語の会話に夏目漱石の表現を使うような感じになるのではないでしょうか。




  • “accurate”は「正確な」でほぼOKですが、正確な情報を「与える」という能動的な意味もあります。ただ、正しい情報であるという状態だけでなく、それを人に知らせる役割として使えるんですね。




  • “erection”は”building”よりももっと巨大な建物の「建造」に使います。ビッグ・ベンのように。


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運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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