2015年7月18日土曜日

女王の夫を英語で言うと?その他magicの口語表現の使い方など。

こんにちはー、トレーナーどばしです。



私が行ってみたいな、と思っているので、最近のこのブログはひたすらロンドン関連の洋書を取り上げてその英文を題材にスピーキングで使えるように解説していっています。




一口にロンドンと言っても、見どころはやはり数えきれないほどあります(ロンドンのさまざまな地区を紹介した本の英文もどうぞ)。今回の本はロンドンに行ったら見逃してはならないスポットを紹介してくれる本です。




タイトルは”111 Places in London That You Shouldn't Miss”です。著者はJohn SykesとBright Weber。










今回の英文


Tower Bridge may be world-famous, but nothing spans the Thames more beautifully than Albert Bridge a few miles upstream. Named after Queen Victoria's consort, the bridge is truly enchanting after dark, when 4000 fairy lights put a magic sparkle on its octagonal towers and iron stays. During daylight hours, the pastel shades of its paint-pink, blue and yellow-pick out the intricacies of the structure.




今回の英文の音声を聞きたい方はこちらからどうぞ!”Say it!"ボタンを押すと英文が再生されます。













全体訳



世界的に有名なのはタワーブリッジかもしれないが、テムズ川に架かる橋の中では、タワーブリッジよりも数マイル上流にあるアルバートブリッジほど美しいものは見当たらない。名前はビクトリア女王の夫にちなんだものである。日が落ちると、八角形の塔とロープにつけられた4000個の豆電球がきれいに並び、人の目を奪う。日中には、ピンク、青、黄色に塗られたパステル色のシェードが、込み入った細部の構造を際立たせる。









この英語、こう使おう!



  • 今回の“span”は「片方からもう片方へまっすぐ伸びる」というイメージ、つまり「架かる」という動詞です。「スパン」という日本語のような名詞としての意味もありますが、今回は動詞として使っています。どちらも、ここからここまでというイメージは共通していますね。

  • “named after”は「~にちなんで名前がつけられる」という意味になります。”name”が動詞として、”after"が「~にちなんで」「~にならって」という前置詞としての役割を持っています。

  • ”consort”は、王や女王など「統治者の配偶者」を指す名詞です。

  • ”truly”は強調に使う副詞ですが、「まさに」「実に」といったように、修飾する言葉が本当に当てはまると思ったときに使いたい言葉です。

  • ”enchanting ”は「魅力にあふれていて、見ていていい気分になるような」状態に使える形容詞です。”delightful”に人目を引く魅力をプラスした感じでしょうか。

  • クリスマスの電飾のように色がついていたりする豆電球を”fairy light”と言います。

  • ”magic ”というと「魔法」と言う意味で名詞として使われることが多いですが、今回は”sparkle”を修飾する形容詞です。ややくだけた表現なので日本語にすると「すごくいい」とか「ほんといい感じ」になってしまうでしょうか。ちなみに”Magic!”というとやはりくだけた”Very good !”になるので、「超いい!」という日本語に近くなります。

  • 形容詞のmagicに修飾されているので、今回の”sparkle”は名詞です。「一続きになって連なった光」がsparkleです。

  • 「八角形の」という形容詞が”octagonal”です。少し発音がわかりづらいですが、発音記号だと[ɑktˈægənl]になります。シラブル発音文(シラブル発音文について)だと[ak-TEAg-ə-nl]です。

  • 今回の”stay”は名詞で、「柱を支えるロープやワイヤー」のことを指します。船のマストから伸びるロープなどにstayを使うことが多いです。

  • 句動詞にはいろいろな意味があるのでまずは全体的なイメージをつかみつつ、文脈によって使い分けるようにしましょう。”pick out”の、"pick"と"out"のそれぞれのイメージ、「つまむ」と「外」をつかみ、今回ならば全体から込み入った部分だけが取り出されているんですね。それが「際立っている」状態です。

  • ”intricacy”は”complication”の「複雑」よりも、「細部のややこしさ」「部分の複雑さ」に焦点を当てている名詞です。


さて、このような単語のイメージを持ちながら、音読を10回しましょう。

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英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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