2015年6月28日日曜日

使える英語音読。"run""vault""out of the blue"などの使い方。

こんにちは、トレーナーどばしです。


今回のロンドンについて書かれた洋書は、”London Lore: The legends and traditions of the world's most vibrant city”です。著者はSteave Roudです。ちなみに”lore”とはその国や文化についての物語や歴史のことを言います。伝承とか言い伝えですかね。


それでは英文を見てみましょう。

今回の英文


Tunnels
Any old building, and many that are quite recent, is likely to have a ' secret tunnel', often reportedly running to another named building. Occasionally, cellars, bricked-up vaults, or even sewers have been seen, but in most cases the legend has not even needed this stimulus, and seems to have been made up completelly out of the blue.
英文の読み上げにはtext-to-speechをご利用ください。








全体訳


トンネル
古いものなら必ず、とても新しい建物もその多くに、どうやら「秘密のトンネル」というものがあるようである。よく聞く話では、どこか別の建物にまでちゃんとつながっているという。地下室にあったり、埋葬所にあったり、時には下水道にまであったりする。しかし、多くの場合この言い伝えにはそうした好奇心を刺激するようなものさえ必要もない。まったく何の脈絡もなく造られたように目に映るのだ。





この英語、こう使おう!


  • “likely”は「たぶんそうじゃないかな」「こういうことなんじゃないかな」というニュアンスです。”is likely to”となると「~しているんじゃないかな」という感じで使えますね。

  • “reportedly “は”report”という単語が入っているので日本語の「レポート」を思い浮かべるかもしれません。でも、そこまできっちりした形ではなく、「誰かが言うには」「聞くところによると」のように耳に挟んでいる感じで使いましょう。

  • “run”は日本語にするといろいろな訳語がつけられます。今回は”tunnel”とのコロケーションです。道や川などにもrunは使われますが、”strech”よりもどこからどこまでかがはっきりしているイメージです。

  • 今回の“named”は「特に指定された」感じです。名前は関係ありません。選ばれた、とかも近いでしょうか。

  • “often”と”occasionally”はどっちが高い頻度でしょうか。oftenは結構な回数です。occasionallyはときどきあるけどそれほど多くはありません。

  • “vault”は頑丈な壁とドアでできた部屋を指します。特にアーチ状の天井をもっていることもあります。今回はどうやら教会の地下にある埋葬所のことを指しているようです。

  • “sewage(下水)”を運ぶ水路が”sewer(下水道)”です。

  • 「レジェンド」とカタカナ語で言うとそうはいない人物を指すように使われますが、今回の”legend”は”lore”に近い「言い伝え、伝承」です。よくあることにも使えるということです。

  • “out of the blue”は慣用句で、「唐突に」「何の前触れもなく」といったニュアンスです。”the blue”は青ではなく「青空」です。文化は違うけれど、「青天の霹靂」のイメージですね。

さて、そんなことをイメージしながら、10回音読してみましょう!

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運営者紹介

英日産業翻訳者です。IT系やスポーツ関連商品などの企業コンテンツ、コミュニケーションやゲームのアプリの翻訳やレビュー、品質管理をしています。 2020年に東京から和歌山に移住しました。時間ができると、美味しいものやきれいな景色、由緒あるスポット、面白いイベントを求めて、折りたたみ自転車でふらふらと出かけていきます。

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